コラム

2023.06.28

広島と東京の往来を考える #09

  1. ライフスタイル
  2. 二拠点生活
  3. 広島暮らし

働き方の多様化が急速に進む昨今、「二拠点生活」というライフスタイルが広がりを見せています。実際にそれを始めるとなると、何をどうしたらいいかを知る機会はなかなかありません。そこで縁あって広島と東京の二拠点生活を始めたベンチャー企業の社長が、その経験から得た二拠点生活の始め方のコツや考え方、注意すべきポイントなどを語り、これから始めようと思っている方、興味のある方々に少しでもお役に立てるようお届けしていきます。

<プロフィール>

シゲ社長:従業員約15名のデジタルマーケティングが主業務のベンチャー企業を経営。広島県や瀬戸内界隈の仕事が増えたため、「ずっと広島県」の制度を利用して数年前に広島にオフィスを開設。同時に東京と広島の二拠点生活を始める。

トランク無しで行動したい

皆さん、こんにちは。

さてここまでに書いたような準備を経て、二拠点生活を始めてある程度落ち着いてくると、行き来をすることにもだんだん慣れてきます。

ちなみにですが、自分は広島〜東京間の行き来は基本的に新幹線を使っていますので、片道4時間は、ほぼ「動くコワーキング」くらいの感覚になってきました。

飛行機に比べると、圧倒的に仕事はしやすいし、くつろげるし、時間ギリギリで飛び乗ることも日常茶飯事なので、通っているという感覚が薄れてくるくらい、自分の中では慣れてきています。

そうなると、本当はトランク無しで、日頃の通勤につかっているDバッグのみで行き来したいところです。

なんとかそれに近づけようと色々考えたんですが、今は軽装になる夏以外、まだそこまでには至っていません。

一番の理由は、シャツ、ズボン、コートなどの服ですね。

前提として言っておきますが、自分は決して「オシャレ」でも何でもありません。

むしろ、年々ユニクロ比率が上がってきているくらい、そんなにこだわりはなく、まあそれなりに身ぎれいにしておけばくらい。とはいえ、少しは気に入っているシャツやセーターがあるという程度です。

下着類、靴下、ハンカチなどは、もうそれこそほぼユニクロなので、二拠点それぞれに買い揃えてもそれほどの負担にはなりません。両拠点で洗濯できるので、枚数も一般的なレベルで十分です。

でもやはり、シャツやジャケットやコートなんかは、さすがに完全二重化は難しい…というかちょっともったいない感じがしますね。

また自分の場合、広島〜東京間の行き来に加えて、両拠点とは別の場所への出張などもちょくちょく入ってくるような生活なので、なおさらどこかに分散させておくのが難しいです。地域によって季節の変わり目の時期もずれてくるので、着るものマネジメントは想像以上に複雑になります。

なので、今はあまり無理せず、小さめのトランクはやむなしという感じで、拠点間を移動するようになりました。それでも、以前に比べて荷物は少ないので、ずいぶん身軽ではあります。

二拠点生活って、人生観を変えるんだな

こんなことを考えつつ二拠点生活をはじめて、なんだかんだで丸一年が過ぎようとしています。

先ほども書いたとおり、自分の中でそこにかかるストレスというか、精神的な負担はかなりなくなり、日常のルーティーンになりつつあります。

特にこの10年間は人一倍出張の多い仕事をしてきたので、家を空ける時間も多く、移動することが日常的に当たり前でした。しかし帰る場所は一か所なので、その移動はあくまで「出張」「おでかけ」でした。

しかし、二拠点生活で2つの全く異なる生活空間を持つということは、出張の多い日々とはまた全く違う感覚をもたらせてくれるんだなと、最近強く感じるようになりました。

大げさに言えば、ある種の異世界感というか、パラレルワールド感というか、まるで2つの人生を同時並行で生きているような、そんな感覚です。

やはり「暮らす」という行為を始めると、自分の周囲の環境は全く違って見えてくるんですよね。感じる親しみの度合いや種類も変わる気がします。ゴミ出しや選挙なんかの行動は、少しだけではありますが当然責任感みたいなものも感じますし、であるがゆえの自分ごと感も芽生えます。

一か所で暮らしていると、あまりにも当たり前ですが、二か所だとそれぞれを自然に比較する部分もあり、だからこそ少し客観的に捉えられることも少なくありません。

と同時に、なぜか自分自身を客観的に見るきっかけになっているような気もしますし、どちらの環境も当たり前ではない「ありがたみ」のような感覚も感じやすくなる気がします。

さらにいうと、自分自身がいろんな環境で生きていける根拠のない”自信”のようなものも、そこはかとなく生まれてくるような気さえします。

考えてみれば、世界的に大ヒットして今や当たり前になった「民泊」を広げたあのAirbnb(エアビーアンドビー)の「暮らすように旅する」というコンセプトには、この感覚と同じような価値があるのかもしれませんね。

いろんな場所に「暮らす」ことは、人生感を変えるんだと痛感します。

個人的には「二拠点生活」をするチャンスが来たら、思い切って踏み出してやってみることを強くおすすめします。

そして、その場所が広島のように非常に住みやすい場所であれば、なおさら躊躇しないほうがいいと思います。

ここまでついつい仕事目線の話が中心になってしまいました。

次回は、最終回になりますが、休日の過ごし方にも少し触れて、広島の魅力をさらに知っていただければと思います。

ではでは。

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